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書道が登録無形文化財として登録され、日本書道文化協会が保持団体に認定されることになりました(文化審議会答申)


 10月15日に文化庁の文化審議会文化財分科会が開催され、文化審議会答申が決定されました。答申では、書道が登録無形文化財として登録され、日本書道文化協会が保持団体に認定されることになりました。登録無形文化財としての登録は書道が初めてとなります。
 なお、本答申の後、所定の手続きを経て、後日、官報に告示されることにより正式な登録・認定となります。
(注;今回、書道を登録無形文化財とすることは日本の文化財保護法上の措置であり、ユネスコの無形文化遺産に登録されるということではありません。)

答申の内容
 答申では、「書道は、生活文化に係る歴史上の意義を有するとともに、芸術の価値が高いものである」とされ、登録の要件として、①文房四宝の使用を原則とすること、②伝統的な書法によること、③漢字、仮名、漢字仮名交じり、篆刻の分類に応じた書表現を行うこと、とした上で、登録無形文化財として登録すべきであることとされました。
 また、日本書道文化協会については、書道界の「団体を代表する書家が主たる構成員となり、会派を超えた組織として結成されてきている。」とした上で、「これまでの各団体の活動の枠を超えて事業を行うことにより、書道の保護と発展に貢献することとしている」ことから、登録無形文化財の保持団体として適切な団体であるとされました。


井茂圭洞日本書道文化協会会長のコメント
 この度、文化庁の文化審議会において、書道を登録無形文化財として登録し、日本書道文化協会を保持団体として認定するとの答申が出されました。
 世界に誇る日本の伝統文化である書道が国の登録無形文化財とされることは極めて有意義なことであり、書道界全体にとって大変喜ばしいことであると思っています。
 また、我が国の代表的な書家を構成員とした日本書道文化協会が保持団体に認定されることは、会長として身の引き締まる思いであります。
 今後は、書道の保持団体として書道文化の継承と発展にさらに尽力するとともに、ユネスコの無形文化遺産にも登録されることを目指して精力的に活動してまいります。

井茂圭洞会長

黒田賢一副会長

髙木聖雨副会長